緯度への挑戦:一秒にかけた四百年
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緯度への挑戦:一秒にかけた四百年
パイロットウォッチはもちろんのこと、機械式腕時計の最高峰を意味するクロノメーターの礎となったジョンハリスンの生涯をデーヴァソベルが綴った機械式腕時計ファン必見の書籍。
大航海時代を経た18世紀ヨーロッパにおいて、多くの天文学者が挑んだ、より正確な経度測定問題を解決したのはヨークシャー州フォルビーで木工職人を営んでいたジョンハリスン。
彼の生み出した機械式時計の名称「クロノメーター」は、やがて機械式時計の高水準規格を示す称号へと昇華したのでした。
デーヴァソベル (著), Dava Sobel (原著), 藤井 留美 (翻訳)
www.amazon.co.jp
出版社/メーカー: 翔泳社 (単行本)
発売日: 1997/07
本書の結末は、ハッピーエンドでありバットエンドでもあると言えます。読み手によって受けとめ方が違ってくるような、深みのある物語として充分に読み応えのある本として。
パイロットウォッチという機械式腕時計に興味を持ってくださったあなたにこそ、クロノメーターと呼ばれる機械式時計の最高峰品質の源といえるジョンハリスンの偉業を知ることが出来ます。
正確な機械式時計が求められた時代背景や特許という考え方がまだ浸透していなかったという現実が、ジョンハリスンにどんな影響をもたらすのか。また、ジョンハリスンの偉業によって影響を受けた人々の人間模様など、読み物として本当に楽しみながら機械式時計の歴史に胸を躍らされることでしょう。
決して技術書ではありませんので、そういった図面的なものを求められる方は、また違った本をお探し下さい。
値段が高いから良い時計なのではなく
それだけの知識、技術、歴史が詰め込まれた
適正価格なのだと知ることが出来ると思います。
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→ 経度への挑戦〜一秒にかけた四百年
商品の説明
出版社/著者からの内容紹介
大航海時代を経た18世紀ヨーロッパ。海外交易が華やかに繰り広げられる一方で、不正確な経度測定に起因する遭難事故が相次いだ。イギリスは1741年、経度誤差が30分以内の測定方法の考案者に対し、「国王の身代金」に相当する賞金を設定する。天文学者がこぞって天体の運行に答えを求めるなか、無名の時計職人が名乗りをあげた。その試みは、当時不可能といわれていた技術 ---船上で正確な時刻を計ることができる時計の開発--- への挑戦だった……
英国で23週連続ベストセラー第1位!
内容(「BOOK」データベースより)
「経度を測定できたものに国王の身代金に相当する賞金をあたえる」歴史の波間に息づく情熱を描いたノンフィクション。18世紀イギリス。経度を測定するためにニュートンやハレーの天文学的方法とは別の道を探った男がいた。半生をかけて海上時計を作りあげたジョン・ハリソンの物語。
内容(「MARC」データベースより)
「経度を測定できたものに、国王の身代金に相当する賞金を与える」 18世紀イギリス、経度を測定するため、新たな方法を探り、海上時計を作りあげた男、ジョン・ハリスン。彼の情熱を描いたノンフィクション。
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